2003年の『 アブソルーション 』では前作のスタイルを踏襲し、「過剰なまでの轟音ギターのアンサンブルと切なく鋭いボーカル」 をより推し進めたサウンドを展開。「エピック・ロック(壮大なロック)」と形容された。発売初週の売上は前作の倍を記録し、全英初登場1位 。 イギリス を含む ヨーロッパ 全土で100万枚を売り上げ、初めてチャートインした アメリカ でもゴールドを獲得、全世界トータル売上は300万枚を超える大ヒットとなった。また、 ブリット・アワード では最優秀アルバム、最優秀ロック・アクトなど4部門にノミネートされた。
2003年ローリング・ストーン誌が選ぶ偉大なロック・アルバム500枚の473位にランクインした。
2003年 4月8日 から行われたプロジェクト・レボリューションのツアーに、アメリカの 軍人 とその家族を特別ゲストとして招待、「国のために自ら犠牲を払っている人たちに対して、お返しをする必要があると思う」と述べ、軍人らを称えた 。 2004年 に 東南アジア 地域が スマトラ島沖地震 による災害に見舞われた際には、 赤十字 の協力のもとに基金団体『ミュージック・フォー・リリーフ(Music For Relief)』を設立。バンド自身も10万ドルを寄付し、ファンらにも寄付を呼びかけた 。また 2005年 に チェスター・ベニントン はアメリカ南東部を襲った ハリケーン・カトリーナ の被害救済のチャリティー企画に参加した ( モトリー・クルー のヒット曲『Home Sweet Home』を再レコーディングし、その売上げを被害救済に充てるというもの)。
2003年 、4作目『 ユー・ガッタ・ゴー・ゼア・トゥ・カム・バック 』を発表。前作からみせていたアメリカン・ルーツ・ミュージックへの傾倒をより強め、さらに ゴスペル や サザン・ロック 色への接近を顕著にしたが、前作にあったダークさはやや薄れ、テンポを抑えつつもポジティブな空気で覆われたブルースアルバムともいえる成熟した雰囲気のアルバムとなっている。このアルバムからは「メイビー・トゥモロー」(全英3位)などのヒット・シングルが生まれた。
デビュー・アルバム『 ゲット・ボーン 』を制作するため、 ロサンゼルス にあるスタジオにプロデューサーのデイヴ・サーディと入った。サーディーは、ローリング・ストーンズや オアシス 、 ザ・ダンディ・ウォーホルズ などのバンドをプロデュースしている。また、2つの曲でキーボードマエストロの ビリー・プレストン の協力を得ている。『ゲット・ボーン』のアルバム名は、 ボブ・ディラン のアルバム『 ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム 』に収録されている曲「サブタレニアン・ホームシック・ブルース」の歌詞の一節に由来している。レコーディングが中盤に差し掛かったところ、 ローリング・ストーンズ から2003年オーストラリア公演のサポートオファーが入る。
2003年、メジャーデビュー前にもかかわらず フジロックフェスティバル で初の日本公演を行った。 アメリカ でのデビュー時、メジャー・レーベル20社間余りによる争奪戦の末 エレクトラ・レコード と契約。契約金が新人には異例の120万ポンド(約2億円)だったという噂があったが、レコード関係者に否定されている 。
2003年、来日公演。
「 アー・ユー・ゴナ・ビー・マイ・ガール 」と「ロールオーヴァー・D.J.」は、それぞれ2003年「Triple J Hottest 100」の1位と19位になった。「アー・ユー・ゴナ・ビー・マイ・ガール」はゲームや映画のサウンドトラック、 ボーダフォン や iPod の世界的な広告で使用された。この曲は発表した直後から イギー・ポップ が1977年に発表した「ラスト・フォー・ライフ」に酷似していると指摘されており、 ローリング・ストーン 誌の「クレイジーなほど似ている曲トップ20」で1位に選ばれた事がある 。「ロールオーヴァー・D.J.」が、 グランツーリスモ4 に収録された。「ティモシー」はキャメロンの生まれる前に亡くなった兄に捧げられた曲である 。
2003年後半、ジョン・バトラーは、Jo Jo Zep & The Falconsやザ・ブラック・ソロウズのリーダーであるジョー・カミレーリが所有するメルボルンのウッドストック・スタジオに入った。彼はパーカッショニストのニッキー・ボンバとアップライトベース奏者のシャノン・バーチャルからなる新しいバンドを結成した。アルバムのレコーディング後、ボンバは自身のレゲエバンドに戻り、ドラマー/パーカッショニストのマイケル・バーカーに交代した。
2003年に発表したセカンド・アルバム『テイク・ゼム・オン、オン・ユア・オウン』では、これまでよりダイレクトかつ即効性の強いサウンドを打ち出し、2005年の3作目のアルバム『ハウル』では、 ボブ・ディラン や初期の ローリング・ストーンズ らのような アメリカン・ルーツ・ミュージック 的な音作りに転じた。また、同年に公開された映画『 9 Songs ナイン・ソングス 』に出演し、 プライマル・スクリーム や ザ・ダンディ・ウォーホルズ 、 スーパー・ファーリー・アニマルズ 、 フランツ・フェルディナンド などと並んで劇中のライブ・シーンでパフォーマンスも披露している 。